こだわり#04 リポカプセル液状の理由
2021年09月17日更新
SUMMARY
- ・「サラサラの液状」リポソーム
・理想的なリポソームとは?
・リポソームの形状
・液状とペースト状、そしてこだわり
Lypo-C[リポカプセル]ビタミン C は、ビタミン C の吸収率に肉迫したプロダクトです。
商品の開発をする中で、最も苦労した点はリポソームです。リポソームへのこだわりは過去、3回にわたって”Lypo-C のこだわり”の中でご紹介してきました。
今回は、リポソームの状態、剤形についてのこだわりについてまとめます。
「サラサラの液状」リポソーム
初めてリポカプセルをお召し上がりになる時、予想以上にサラサラの液体に驚かれる方が多くいらっしゃいます。また、リポソーム化ビタミン C には、色々な形状のものがあり、なぜリポカプセルは液状なのかというご質問をいただくことも多くあります。
実は、この「サラサラの液状」であることは、Lypo-C[リポカプセル]ビタミン C が多くのドクターからご支持をいただいている理由の一つでもあります。
理想的なリポソームとは?
広く知られているように、ビタミン C は口からの摂取では吸収されにくい栄養素です。
その、ビタミン C の唯一とも言える欠点を補い、吸収率や生体利用率を高めるため、リポソームが用いられています。
リポソームは DDS(ドラックデリバリーシステム)として開発されたテクノロジーで、効率よく、内包した栄養素を必要な所に届けることが役割です。
硬過ぎれば、栄養素を放出できず、柔らか過ぎれば、目的地に届く前に内包物が漏出してしまいます。絶妙な硬さがポイントとなり、長期間ベストな状態を保てることがリポソームの命題でもあります。
リポソームの形状
私たちがサプリメントとして入手できる、リポソーム化ビタミン C の、リポソームの状態(剤形)は大きく分けて粉末状・液状・ペースト状の 3 つがあります。
リポソームは、材料や製法により液状からペーストの状態で出来上がります。そして、できたリポソームをそのまま、いわば生のままパックしたのが、液状やペースト状のリポソームビタミン C です。
粉末状のものは、リポソームを長期保存できるように、いったんフリーズドライ(凍結乾燥)させています。また、添加物を加えやすいので、味の調整をしやすいこともこのタイプの特徴です。
しかし、凍結乾燥を行うときにリポソームの状態が不安定になり、粉状にするために、デンプンなどの添加物を加える必要があります。また、粉末状のリポソームを、水やジュースに溶いても(再水和しても)設計によっては、団子状態になって固まり、リポソームに戻らない場合があります。
粉末を用いる場合この再水和した際のリポソームの状態がポイントと考え、リポカプセルビタミン C は粉末を選択していません。
うまく再水和される場合、粉状の利点もあり弊社もこの研究を続けています。
液状とペースト状、そしてこだわり
液状とペースト状のリポソームで大きく違う点は、リポソームの性質の違い(拡散性)になります。
Lypo-C をグラスに入れ、水を注ぐと、瞬時に水に溶けたようになり白濁します。これは溶けているのではなく、リポソームが拡散した状態です。
一方、ペースト状のものは水を注いでも、ドロっとした形状のままで拡散することはありません。
均一で超微細なリポソームは水に拡散するので、速やかに吸収される性質があります。また、血液中でも、細胞膜の上でも、接触した面に網羅的にはたらくことができ、生体利用率を最大化することが期待できます。
丁度良い具合のリポソームにビタミン C を内包させ、その良い状態を維持したまま、液状でお届けできることはリポカプセルが誇る特徴の一つであり、現在、私たちが知る限り、このようにサッと水に拡散するリポソームビタミン C は世界を見渡しても Lypo-C だけです。
ビタミン C はリポソームで
ビタミンCのサプリメントを選ぶ際に、大切にするポイントは、味、価格、口コミなど、お一人おひとり違うと思います。
お願いしたいのは、ビタミンCは口からの摂取では吸収されにくい栄養素であり、摂取量よりも、届く量が大切な栄養素であることを覚えておいていただきたいということです。
そして、まだ一度もリポソーム化ビタミンCを飲んだことがない方がいらっしゃいましたら、是非一度お試しになってみてください。
私たちの願いは、ビタミンCの体感をお届けすることです。
体感が、からだの声を聞くという習慣のきっかけとなることを目指しています。
「リポソーム化ビタミンC」の存在を多くの方に知っていただき、生活の取り入れていただけましたら幸甚です。
<関連記事>
こだわり#01 ビタミンCの選択
こだわり#02 100nm均一のリポソーム。吸収率への肉迫
こだわり#03 摂取量よりも、届く量。違いを知る。 リポソームを知る。
【編集後記/小松美保子】
「Lypo-C の栄養成分表示は脂質が 0g となっていますが、リポソームは脂質ではありませんか?」というご質問をいただいた事があります。
リポソームはリン脂質からできています。しかし、栄養成分表示の分析は行政の指定する方法(ソックスレー法)で行なっており、この脂質分析法ではリポカプセルのサイズ(100nm)のリポソームを脂質として検知しないため、栄養成分表示では 0 表示となります。
つまり、ソックスレー法による分析で「脂質 0g」であることは、私たちのリポソームが理想の形になっている証でもあります。
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