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ビタミンCに副作用や摂りすぎリスクはある?

2021年05月20日更新
ビタミンCに副作用や摂りすぎリスクはある?

SUMMARY

  1. ・ビタミンC過剰摂取による健康上のリスク

    ・その他の副作用について

「ビタミンCの過剰摂取による副作用」について、お客様からお問い合わせをいただくことがあります。 
インターネット上ではビタミンCに関する様々な情報を見つけることができますが、何が正しい情報なのか、判断するのはなかなか難しいものです。 
 
今回は、ビタミンCの過剰摂取による健康上のリスクについて、ビタミンCの吸収率との関連から見ていきたいと思います。 
 

ビタミンC過剰摂取による健康上のリスク

厚生労働省の資料によると、以下のことが記述されています。 
 

”ビタミンCの毒性は低く、高用量を摂取しても重篤な副作用は生じないと考えられる。最も多く訴えられる症状は、消化管内における未吸収のビタミンCの浸透圧に起因する下痢、悪心、腹部仙痛およびその他の胃腸障害である。”
 
つまり、ビタミンCの毒性は低く、高用量を摂取しても重篤な副作用は生じないと考えられ、吸収されなかったビタミンCが下痢や腹痛などの胃腸障害を引き起こすことはあります。 
 
ビタミンCを経口摂取すると、1日に30~180mgでは70%~90%が吸収されますが、1日に1000mgを上回ると50%未満に低下します。これは一般的なビタミンCが主に小腸での消化吸収には限界があり、摂取量が増えるほど腸での吸収率は大幅に低下するということです。 
 
一方、リポソームビタミンCは細胞膜と同じリン脂質にビタミンCを閉じ込めることにより吸収率を高めているので、未吸収のビタミンCが胃腸障害を引き起こすといった副作用のリスクも少ないと考えられます。 
 
それでももし、副作用と思われる症状を感じたときは、医師などの専門家にお問い合わせくださいますようお願いします。 
 

その他の副作用について

厚生労働省の資料によると、以下のことが記述されています。 
 
“Iowa Women’s Health Studyに参加した糖尿病の閉経後女性では、(食事ではなく)サプリメントによるビタミンC摂取(300 mg/日以上)が心血管疾患による死亡リスクの増加と有意に関連していた。これが正しいとしても、その作用メカニズムは明らかではない。また、この知見は疫学研究に参加した患者のサブグループから得られたものである。他の疫学研究ではこのような関連性がみとめられていないことから、この知見の重要性は明らかではない。” 
 
つまり、血管疾患のリスクが見られるデータはあるが作用メカニズムが明らかでなく、他の研究で関連性が認められておらず、因果関係がはっきりしたものではないということになります。 
 
“ビタミンCの高摂取は、特に腎障害患者において、腎結石の原因と考えられる尿中シュウ酸や尿酸排泄量を増加させる可能性がある。しかし、30 mg~10 g/日のビタミンC摂取が尿中シュウ酸排泄量に及ぼす影響を評価した研究の結果は矛盾しており、ビタミンCが実際に腎結石の発症に関与しているかどうかは明らかではない。” 
 
これも基礎疾患のある患者のケースで因果関係が特定できておらず、複数の研究で整合性がとれない矛盾した結果が出ており、ビタミンCとの関連が明らかになっているものではありません。 
 
“ビタミンCが非ヘム鉄の吸収を増強することから、ビタミンCの高摂取が過剰な鉄吸収を引き起こすのではないかという理論的な懸念がある。これについては、健康人では懸念の必要がないと思われる。” 
 
鉄分はミネラルの一種で、不足すると貧血などの症状を引き起こし、過剰でも胃腸障害などの恐れがあり、バランスが大切です。ビタミンCは非ヘム鉄の吸収を助けるといわれていますが、そもそもの鉄分の摂取量が正常なら、健康な人にとっては影響がないと思われます。 
 
“特定の条件下では、ビタミンCは酸化的損傷に関与する可能性を持つプロオキシダントとしての役割を果たす。いくつかのin vitro試験では、経口サプリメントから摂取されたビタミンCがプロオキシダントとして働き染色体やDNAの損傷を引き起こし、おそらくはがんの発症の原因となることが示唆されている。しかし、他の研究では、ビタミンCの高摂取による酸化的損傷の増加やがんリスクの上昇は示されていない。” 
 
特定の条件が明示されていないので難しいですが、複数の研究で因果関係が証明されたものではない研究段階の推測として示唆されたものにとどまると考えられます。 
 
“ビタミンC大量摂取の影響としてその他に報告されているのは、ビタミンB12および銅の濃度低下、アスコルビン酸の代謝または排泄の加速、歯エナメル質の浸食およびアレルギー反応である。しかし、これらの結論のうちの少なくともいくつかは、測定時の人為的結果によるものであり、その後さらに実施された研究では、これらの知見は確認されなかった。” 
 
いくつかの副作用の研究は人為的に結果ありきで行われたもので、後の研究では確認できなかったものもあるようです。 
 
上記のようにレアケースと考えられる様々な「ビタミンCの副作用」の可能性の言及があるが、いずれも作用メカニズムが明らかでなかったり、基礎疾患を持つ患者のケースであり、健康な人には問題ないとされています。 
 
また、ビタミンのうち脂溶性のビタミンA,D,Kは肝臓や脂肪組織に蓄積され過剰症を起こすといわれますが、水溶性のビタミンB群、Cなどは熱に弱く水に溶けやすいため排出されやすく過剰症を心配する必要はほとんどないといわれています。 
 
引用:『ビタミンC | 海外の情報 | 医療関係者の方へ | 「統合医療」情報発信サイト 厚生労働省 「統合医療」に係る情報発信等推進事業』 
 
参考:脂溶性ビタミン 厚生労働省 
 
水溶性ビタミン 厚生労働省 
 


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2018年06月22日作成 └ビタミンCの知識
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