梅雨時期におすすめ!さっぱりとおいしい卵と野菜のピクルス
2022年06月07日更新
SUMMARY
- ・夏バテにおすすめ!お酢の力で体調を整える
・具材を一晩漬け込むだけ!箸休めのほかアレンジも
・まとめ
気温も湿度もぐっと高くなる梅雨時期。気圧の変化による不調や寝不足など、なんとなくだるい日が続きがちです。
そこで今回は、疲労回復にぴったりのお酢を使った、爽やかなピクルスを料理家の志津野倫子さんに教えていただきました。
材料はご家庭の冷蔵庫に普段常備している卵、きゅうり、玉ねぎ。
とても簡単でこの時期に必要な栄養素も補うことができます。
ぜひ常備菜にご活用ください。
夏バテにおすすめ!お酢の力で体調を整える
お酢は日本人にとって昔からなじみの深い調味料。健康維持に欠かせないクエン酸を含んでいることでも知られています。
クエン酸は新陳代謝を助ける働きがあり、夏バテや疲労回復に役立つだけではなく、ミネラルやビタミンを吸収しやすくする効果もあると言われています。唾液や胃液の分泌を促すことから、食欲のないときにもクエン酸を含むお酢をお料理に使用することで、さっぱりといただくことができます。
そして今回のピクルスの具材の卵はその栄養価の高さから「完全栄養食」と呼ばれ、タンパク質の必須アミノ酸バランスが非常に良いことでも知られています。さらにビタミン、ミネラルも豊富です。
むくみ改善に役立つカリウムを豊富に含むきゅうり、そして血液サラサラ効果のある玉ねぎと合わせることで、バランスの良い一品に仕上がります。
ちなみに玉ねぎはポリフェノールの一種であるケルセチンを含み、生で食べることによってより吸収できるそうです。
具材を一晩漬け込むだけ!箸休めのほかアレンジも
ピクルス液さえ作ってしまえば、あとは具材を用意して漬け込むだけでできてしまうのがピクルスの良さ。お酢の効果で1週間は日持ちします。手軽な保存食としてぜひ挑戦してみてください。
【材料】(つくりやすい分量)
卵 5個
キュウリ 2本
玉ねぎ 1/2個
フェンネル 1~2本
★リンゴ酢 200cc
★水 200cc
★塩 小さじ2杯
★砂糖 大さじ2杯
★黒コショウ(ホール)7~8粒
【作り方】
1.沸騰した湯に卵を入れて9~10分ほど茹で、固茹で卵を作ります。卵が半熟状態だと2~3日ほどしか日持ちしないので、しっかり茹でましょう。茹でた卵はすぐに氷水につけるとすんなりと殻をむくことができます。
2.きゅうりは板ずりをすることで表面に傷がつき、味がしみ込みやすくなります。食べやすい大きさにカットしましょう。
3.玉ねぎを6~7mmの薄切りにします。
4.ピクルス液の材料(★)を沸騰させます。今回は少しマイルドな仕上がりにするためにリンゴ酢を使用しましたが、酸味のお好みによって米酢などほかのお酢を選んでください。きれいに洗い、水気をよく拭いた保存瓶に1~3の具材、フェンネルを入れます。
5.ピクルス液の粗熱がとれたら4に注いでください。そのまま一晩、冷蔵庫で寝かせて完成です!
6.器に出す際は、卵を食べやすいように半分にカットしてください。このとき包丁ではなく、写真のように糸をつかって切ると、卵の断面図がきれいになります。
実はこのピクルス、細かく刻んでマヨネーズで和えることでタルタルソースに!サーモンやオイルサーディンなどと一緒にピクルスを挟んだサンドイッチもおすすめです。
揚げ物や野菜のソテーなどにもぜひご活用ください。
まとめ
食欲のないときや箸休めにぴったりのピクルス、いかがでしたでしょうか。
卵のピクルスは少し珍しいかもしれませんが、酢につけることによって実がしまり、格別のおいしさに。タルタルソースにもアレンジが効くので、ぜひ試してみてください。
そして先ほど卵は完全栄養食とお伝えしましたが、実はビタミンCと食物繊維は入っていません。Lypo-Cと一緒に召し上がって栄養バランスを整え、暑い夏を乗り切ってください。
志津野倫子さん
料理研究家。ケータリングチーム「AMIGO KITCHEN」主催、スイーツ担当。オートクチュールのスイーツが好評。
ウエディングケーキ、撮影用ケーキ、レシピ提供、テーブルスタイリングなどスイーツから広がる様々な分野で活躍中
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