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AWAKENING vol.5|美容ライター・長田杏奈がおしえる、自分らしい「美」の見つけ方

2022年04月07日更新
AWAKENING vol.5|美容ライター・長田杏奈がおしえる、自分らしい「美」の見つけ方

SUMMARY

  1. ・美容は「セルフケア」のひとつ
    ・自分を「ヴィンテージ」のように愛でる
    ・長田杏奈の健康観

各分野のプロフェッショナルに、健康、ライフスタイルから得た“気づき”をシェアしてもらうインタビュー連載 Lypo-C presents『AWAKENING(アウェイクニング)』。

ここ数年で「自分らしく」という言葉を頻繁に聞くようになりました。
しかし、「自分らしさがわからない…」、そもそも「自分に自信がない…」という人は多いと思います。

そこで今回は、いま話題の美容ライター・長田杏奈さんに、「自分らしい美の見つけ方」について教えてもらいました。

長田杏奈(美容ライター)
女性誌やウェブを中心に活躍する美容ライター。著書に『美容は自尊心の筋トレ』(Pヴァイン)。
責任編集に『エトセトラVOL.3 私の私による私のための身体』(エトセトラブックス)。

美容は「セルフケア」のひとつ

「自信がない…」と悩める人は、長田さんの美容エッセイ本『美容は自尊心の筋トレ』を読むと、ハッと目が覚めるような感覚を得られます。

なぜ、美容には「心」が大事なのでしょう?

それには、長田さんが感じてきた違和感がありました。

長田|「美容」というと、なんだろう…少し前は、モテるためにやっている、女子力を上げるためにやっている小手先のこととされているふしがあり、そこに長年馴染めなさを感じていました。

 

私が思う美容とは、自分を大切にする「セルフケア」のようなものです。

モテや女子力といった世間一般の「美容」と、自分が好きな「美容」という言葉の意味が全然違うなと。

 

とはいえ、私はもともと無敵の自尊心を誇れるような人間ではないんです。

 

自分に何か気持ちいいことをして自分を大切に扱う、それをコツコツ積み上げると「なんか私っていいな」「私は私でいいのかも」と思えてくる。

 

その積み上げていく行為が「なんだか筋トレっぽいな」と思い、本のタイトルにしています。

セルフケアとしての美容を提案することで「自尊心をメンテナンスする一助にしたい」という長田さん。

 

とはいえ、「自分に自信がもてない…」(自尊心が低い)という人のために、「コンプレックス」「役割」「エイジング」の3つをテーマに教えてもらいました。

私たちは「コンプレックスの田植え状態」で生きている

人は多かれ少なかれコンプレックスを抱えていますが、とくに「外見」に対するコンプレックスを持つ人は多いと思います。

 

長田さんに、コンプレックスとの向き合い方について話を聞きました。

 

 

長田|私は美容ライターをしているなかで、「美」の第一線で活躍しているモデルさんやタレントさんにたくさん会います。

美しい造形の人を見ていると純粋に感動するんですよね。あぁ綺麗だな〜、芸術だな〜って。

 

ポピュラーな美しさで第一線を走っている人たちを散々愛でた後に、自分を見ると画風にそれなりの落差があるわけです。

 

でも人の美しさって単純に高低とか強弱では測れない。

ましてや、誰かと比べて、自分を卑下したり傷つける刃にしてはいけない。

 

「美しさは人それぞれ、私は私の味わいでいいじゃん!」と、そういうきめ細かで自分に甘い見方を大事にしています。

 

もちろん1回ですんなりできるとは限らないので、何回も頭の中で練習する感じ。

そうするとだんだん「私はこれでいい。これがいい」と馴染んでくるはずです。

コンプレックスには、自分以外に「他者」や「社会」からの影響も大きいと話します。

 

 

長田|本を出してから、いろんな方から感想のお手紙をもらいました。

感じたのは、好きな人や血縁者など、身近な人からのダメ出しでコンプレックスを持つ人が多いこと。

 

こどもの頃に外見について心無い言葉を向けられ、30代、40代、50代になっても傷つきやわだかまりを引きずっている人が本当に多い。

言った方は忘れていても、言われた方は、心にさびた釘のように刺さって、ずーっと抜けてない。

 

 

また、コンプレックスは「社会」から植え付けられることもありますよね。

 

例えばファッション&ビューティー業界でも、プレステージブランドに白人女性を起用するケースがとても多いです。

 

自分たちとは遠い属性の美しさを、ハイクラスの優れたイメージとして掲げられ、憧れをかきたてられる。

当たり前過ぎて慣れちゃってますが、私たちは物心つく前から、自然なありようからかけ離れたイメージに囲まれながら暮らしているんです。

つまり、コンプレックスを持つことはその人自身の心が弱いからではなく、そもそもコンプレックスを植え付けるものが世の中にあふれ過ぎているから、ある程度は仕方ない事なんです。「コンプレックスの田植え状態」で生きているんだから。

コンプレックス→ポジティブに変換してみる

長田さんは著書で「自分の短所を長所に変換する」という、ユニークな方法を提案しています。

 

 

長田|大前提として、今の社会でコンプレックスを持っているのは仕方がない、むしろ自然なことだし、あなたのせいじゃない、ということ。その上で、コンプレックスと一緒に生きていく。

 

私自身の話をすると、毒舌な人に顔のエラが張っていることをいじられたときに、これは(オスカー女優)フェイ・ダナウェイのような、クールで意志のある骨格だからいいんだもん!と跳ね返せる。相手が前提として押し付けてくる、「エラが無い方が正解」という価値観には呑まれません。

 

目は大きければ大きいほどいいと思っている人から見たら「不憫な小粒目」であっても、私の中では柴犬のようにつぶらな瞳ってことでオッケーを出す。

 

こんな風に、正解像があってそこからズレているからと「コンプレックス」の箱に雑に入れられている要素に、ちょっと違うラベルを貼ってみる。光を当てる角度を変えてあげるんです。

 

 

自分自身って、ダメなところもうんざりするほど知っているけど、他人が気づかない隠れた努力や魅力、良いところも誰より知っているじゃないですか。「この子、こう見えて実はいい子なのよ…」という感じ(笑)

 

自分の1番の味方は自分自身。

だから毎日大切にケアしてあげる。そんな感覚ですね。

王道から外れてもいい。選択肢を持とう

長田さんは、女性たちの自尊心を削る原因として、社会から求められる「役割」があるとも語ります。

 

 

長田|とくに女性は「役割ごとの女性像」が、カッチリ決まっているなと感じます。

 

例えば、雑誌やwebでよくある「TPO」企画はわかりやすいかもしれません。

時と場所と場面に合わせてこう装い、こうメイクしましょう、という定番企画ですよね。

 

今日は彼のお母さんに会うから、ちょっと清楚で柔らかそうな雰囲気にする。

アクが強くない、自分を出さない服とメイクにしようとかね。

家族のパートナーの個性、最初に知りたくないですか? 隠した方が無難とされているのは、どうしてなんでしょう?

 

 

また、既婚・子持ち女性のインタビューでありがちなのが、「母として、妻として、女として──」のようなテンプレ的な見出しです。

 

その人の個性や専門性にフォーカスするのもそこそこに、ひとつひとつ役割にはめてたくさんの役割をコンプリートすることに価値があるように取り上げる。

 

 

もちろん、本人が「役割」に張り合いを感じたり、誇りに思っている場合もたくさんあると思います。

 

ただし、よく考えずに誰にでも当てはめてしまうと簡単に圧力になり、その役割をうまく演じることがマナーや当たり前になってしまう。

それってすごく余計なお世話だし、その人の本質を軽視してるんじゃないかな?って。

 

例えばジェンダーを変えて、何かのスペシャリストに、「父として、夫として、男として──」という見出しはあまりつけないですよね?

 

 

脳内イメージでは、女性はフィギュアスケートでいう「ショートプログラム」に無理やりエントリーさせられているような感じ。

 

良き妻となったら○点、子供を産んだら○点、二人目は○点、お受験○点……のような、得点制でね。

 

エントリーした覚えのないショートプログラムに無理やり参加させられてじゃあ、一体だれがそのルールを決めているのか。その出所すら判然としないんですよね。

 

自分の人生に対して何の責任も負わないだれかが決めたショートプログラムの得点を取るために、自分の大事な毎日や人生を使うのはもったいないなって。

 

長田|大事なことは選択肢があって、尊重されることなんです。

 

選択肢が1つしかない、つまり「王道」しかない状態は窮屈だし逃げ場がない。

 

「これが理想の女性像、お手本の人生ルートです!」というものがあり、そこから外れると後ろめたさを負わされたり、幸せじゃないはずって決めつけられたり。

 

王道が間違っているわけじゃなくて、王道が合わない人に王道を押し付けるのは違うのではないかなってことです。

 

 

最初の例に戻ると、たとえ、彼のお母さんに会う日だろうが、仕事の日だろうが、母だろうが、妻だろうが、同じ自分でいいじゃんって思うんです。楽しめるならあれこれ使い分けてもいいけど、いつものメイク、好きなメイクでいいし、すっぴんだって問題ないでしょ、って。

 

もっとみんな、フリースタイルでやりたいようにできたら、絶対に楽しいのに。

自分を「ヴィンテージ」のように愛でる

今年44歳を迎えた長田さん。

歳を重ねること(エイジング)については、どのように考えているのでしょう?

 

 

長田|私は年齢を重ねることは全然悪いことだと思ってなくて、なるべくリアルに歳を取っていきたいなと思っています。

 

ただ、日本では、女性は歳を取ると価値が目減りするかのような文脈がまだまだ多いですよね。

 

「若くて新しいもの」「ピュアや無垢なもの」「未熟で保護本能をくすぐるもの」が良しとされる社会で生きていると、年齢を重ねるごとに、そういう「市場」から自分が置いてけぼりになる感じがして、心細くなる人もいるかもしれません。

 

でも、社会の初期設定がそうなっているだけなので、その初期設定のいびつさに気づいて、どれだけ遠ざかれるかっていうのは大事かなと思っています。

 

 

若さの持つ良さはもちろんありますが、歳を重ねることでしか生まれない風合いや味わいもある。

たとえば、私はエクボができるんですけど、最近はえくぼじゃなくて縦ジワっぽく見えるようになって。

 

このことを「あぁ…歳を取ったのか」とションボリするんじゃなくて、「そうか、エクボ。お前も長年一緒にやってきたもんなぁ〜」と、しみじみ愛でる感じです。

長田|自分を「乗り物」と思う感覚でしょうか。

 

毎年発売される新車に乗り替えよう!ではなくて、まるで自分を「ヴィンテージの車」のように、丁寧にお手入れしていくイメージ。

 

古い物をガラクタとないがしろに扱うのではなく、ヴィンテージやアンティークとしていたわり育てるのは、自分の気持ち次第ですからね。

「心地よさ」を集めたら「自分らしさ」が作られる

 

最近「自分らしさが大事」とよく耳にしますが、実際にどうやって見つけていいか分からない、自分の個性がわからず迷子になっている人も多いと思います。

 

長田さんに、「自分らしさ」を見つけるヒントを聞きました。

 

 

長田|そうですね。「自分らしさ」とか「個性」って言葉自体がとても強いので、言葉が一人歩きしてもてはやされると、焦りや気後れを感じる人もいるかもしれませんね。

 

無理やり個性を大捜索してキャラ立ちを目指すよりも、自分が「心地よい」と思う方向にちょっとずつ軸足を動かしていくといいのかな。

 

こっちだとより心地よい、こっちだとより楽しい、みたいな感じですね。

なんか違うかも?と思ったら、戻ればいいし。

 

 

新居に家具を揃えるように、自分の「心地よい」を、どんどん集めていくのがいいかもしれません。

ソファはこれがリラックスできる、ベッドはこれだと寝心地がいい。メイクもファッションも、誰とどんな風に過ごすかも同じじゃないかな。

 

身の回りのものごとでも、考え方のような目に見えないことも、「しっくりくる」「なんか楽しい」「心地いい」の方にじわじわ寄せていったり、少しずつ集めたり。

 

そうやってゆるゆる試行錯誤しながら毎日を過ごす中で、自然と築かれる空気感が「自分らしさ」や「個性」なんじゃないかな。

長田杏奈の健康観。体が弱いので「健康」を意識

笑顔が素敵で、ポジティブな雰囲気の長田さんですが、意外にも「体が弱い」と語ります。

 

 

長田|私はこう見えてわりと虚弱なんです。喘息持ちで、アレルギー体質。家では寝込んでいる時間も多いです。

 

気力で体を引っ張ってしまうところがあるので、健康にはすごく興味がありますね。

サプリメントなど色々試すのも大好きです。

 

 

食事でいうと、朝はあまり食べられないので、最近はお味噌汁と青汁×プロテインが定番です。

 

昼と夜はしっかり食べる派。

子供が2人いるのですが、上の子が学校から帰ってきて、夕飯が遅いと寝ちゃうんですよね。

 

それもあり、夕食は5時半と早めにしています。

夕食が早いと消化にもいいんじゃないかな。

多忙な時はLypo-Cを2包飲み

長年、美容ライターとして活動している長田さんは、Lypo-Cのイメージについてこう語ります。

 

長田|Lypo-Cといえば、美容で取材をする人がだいたい飲んでいるなというイメージがありますね。

 

今をときめくモデルさん、役者さん、タレントさんから、美容家さんまで、みんな飲んでいる。忙しいときは1回3包飲む人もいるようなので、少し値が張りますがやっぱり良いんだな〜という印象ですね。

長田さんは、自身のポッドキャストやSNSでも、Lypo-Cをライフスタイルに取り入れてくれていると話していました。

はじめて飲んだ時の感想や、ふだんの飲み方を伺いました。

 

 

長田|率直な感想は「海に溺れた時の味」という感じ。

う〜む不味い…だけどもう一杯!みたいな(笑)。不味いけど良さそうだぞという感じです。

 

以前は直接飲んでいましたが、キウイジュースや甘酒で割って飲むと美味しいよ、と教えてもらい、いろんな飲み方にチャレンジしています。

売れっ子のライターとして、多くの仕事を掛けもちしている長田さん。

締切りのストレスに追われる中で、Lypo-Cを活用していると話します。

 

 

長田|私は毎日締切りに追われていて…。

今こっちの原稿をやりつつ、あっちの原稿は遅れて謝る、そのまた次の原稿はもっとヤバイ!という感じ。

 

忙しくて体がダメになりそうな時、「よし、今日はLypo-C 2包飲んでおこう!」みたいな。

 

私の場合、1包は体調をキープしたい時、2包はジャンプしたい時に飲む、という感じですね。

自分よりも次の世代、環境のことを考える

長田さんは、美容のみならず、ジェンダー、環境問題など、社会問題に対しても積極的に発信し、多くの人の心をつかんでいます。

 

インタビューの最後に、「未来の自分のために、意識していること」を伺ったところ、自分よりも社会のことに意識が向いていると話します。

 

 

長田|未来について考えた時に、自分の事というより、私の次の世代の人たちが生きやすい社会の実現や、自然環境の方に意識が向いていますね。

 

たとえば、雑誌で商品紹介をする際にも、環境の負荷をちゃんと考えている企業の商品は、声を大きめに紹介するなど。

次の世代が生きやすい、キツキツな社会にならないよう、できる範囲でサポートしたいと思っています。

 

 

自分自身についていえば、「頑張りすぎない」ことかな。

周りから背負わされそうになることも多いですが、全部の期待に応えようとすると、確実につぶれちゃいますから。

目の前のことは精一杯やりますが、体に悪いところまではいかないように。

 

無理をしない名人を目指して、意識的にゆるくしていこうと思います。

スキンケア、コスメ、健康法などのテクニックはほとんどない、美容をする上で大事な「心」を軸に書かれているからです。

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2022年02月21日作成 └連載『AWAKENING』
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